頭のメモリ容量が少ないので情報の断捨離をしてみようと思い至る

――人生も半ば、残り少ない時間を大事なことに投じたい――

私の一日に割くSNSやネットニュースを見る時間は結構なもので、仕事中はもとより、食事の時間も含めてそれらを見ないと落ち着かないこともある。やりたいこと、やらなければいけないことは山ほどあるのに、ここ10年はそんな感じで時間だけが過ぎました。おそらく大多数の人たちにとってのSNSは、既存コミュニケーションの延長であったり、新たなコミュニケーションの場、モチベーション獲得の場としている人たちなのだと思います。実生活とうまくバランスが取れている人たちにとっては実りある場なのでしょう。

ただコミュニケーション能力もなく、何もかもダメな私にとっては、単なる「言葉を吐き捨てる」ための場です。心を安定化させる効能はあるのかもしれません、最後のよすがと言ってもいいでしょう。しかしそれに投じた時間が大きすぎました。この10年、わずかでも上げた(上げられた)スキルは何だったのでしょう――ほぼゼロに等しい?以前より確実にスキルが下がっています。

このままではいかん、いかんのです。

この自分の小さい脳みそでは"色んなこと"にアンテナを張っていては情報に押しつぶされる。劣ったプロセッサ、少ないメモリ容量であることをまずは認めて、その与えられたキャパシティ内でやり繰りしようと思い至りました。人生も半ばで、やらなければいけないこともあるのだから、取捨選択するしかない。そこでまずは情報の断捨離、ですね。

はじめの一歩

私の実生活のタイムラインにおいて、多く時間を割いているのはSNSやネットニュースです。時事ニュースや新しいガジェットなど、興味のあるものは尽きず、これらのコメントを読んだり書いたりするのがライフワークです。しかしこれらを頭の中から可能な限り追い出してやろうと思います。さすがに初めから全て絶つのはさすがに難しいのですが…。

情報を制限するにあたって、段階別に制限レベルを分けてみました。

  1. 完全に制限するもの
    5ch(2ch)
  2. 緊急時および速報時にのみ閲覧するようにするもの
    TwitterFacebook
  3. 閲覧時間を制限するもの(iOSでそれぞれ時間を制限)
    Yahooニュース、GoogleニュースYouTubeなどの動画サイト

f:id:msx2a1f:20181030112541j:plain:w300

2週間ほど実行した結果

上記のルールで2週間ほど過ごしてみましたが、結論から言えば(1)(2)のSNS制限は問題なかったのですが、(3)のニュースサイトについては閲覧時間がむしろ増えました。SNSが思いの外うまく制限出来たので、そのしわ寄せがニュースサイト閲覧に繋がってしまったんですね。

なお、たまに眺める程度だったTwitterはともかく、趣味のスレッド閲覧がライフワークだった5ch(2ch)は離れるのが難しいと考えていたんですが、むしろこれが一番離れやすかったです。このスレッドは長らく見ていたと思うので意外でした。昨今はネタ切れのせいか言い争いが頻発していたので、それもあるかもしれないです。

余った時間を何に使うようになったか

ニュースサイトの閲覧増加という結果になりましたが、別のことに使う時間は増えたのは確かなようです。

まず、この2週間で映画を3本見ました。しかし時間をもてあましたせいか、電子書籍でマンガを読む回数も増えました。これらは合計すればむしろSNSの使用時間を超過してるかもしれないです。結局、何かを制限すると別のところにしわ寄せがくる――"煙草をやめると太る"に通じるものがあるかもしれない。それとこのブログを書くにあたってここ「はてなブログ」を選んだが、あまり縁のなかった「はてな」のサービスを見る時間も増えてしまった。これでは本末転倒である。

しかし一つ前進はあった。これまで保留としていた、自己のやりたかった作業に少し時間をあてられた。反省点もあるがこのようなメリットも見られたので、このまま引き続き頑張ってみたい。